ペンタブが逝去されたので生き返らせた その1

前々から調子が悪かったのですが、ついに本体側の根本で断線を起こし完全に死んだので修理しました。

※個人による分解や修理はメーカーのサポートを得られなくなる可能性がありますので行う場合は自己責任でお願いします。

分かり難いですが、少なくとも白のリード線は完全に切れています。
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ってことで早速分解。底面に金属の薄い板が入ってました。
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本体の素材はABSとポリカーボネートの混合樹脂、頑丈なわけです。
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基盤とケーブルの接続部分。普通に修理するだけであれば断線部分からケーブルをカットしこのリード線の色通りに半田付けをするだけで終わりです。
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しかし、その方法だと断線する可能性があるので、今回はケーブル直出しではなくUSBコネクタ化してケーブルの抜き差しが可能なようにしたいと思います。

そう言うわけで秋月で買ってきたAタイプのUSBメスコネクタ一個¥50也。
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miniUSBのBタイプ当たりがサイズ的にも小さくて良いのですが、miniUSBはピンが1本多く5ピン仕様でピンアサインが面倒な事に加えて、小さすぎて半田付けが面倒そうだったので、サイズ的な事もありノーマルのAにしました。
ただし、USBの規格としてはAがホスト(PC)側、Bがデバイス側と決まりがあるのでこいつは完全規約に抵触しております。そのため規格外の両Aのケーブルが必要になるので、ケーブルの交換が出来るもののケーブルが手に入りにくいと言う問題があったりします。

コネクタ部分が本体から大きく飛び出すので、邪魔にならないようにケーブルを出す方向は横にします。しかし、このままだとピンが干渉するので
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本体にピンバイスで穴を開けひたすら削り続け、ピンを逃がすスペースを確保します。かなり粘りがある素材なので刃物を使う時は注意した方が良いです。
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邪魔なので片側のピンを折りました。
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断線部分でケーブルを切断し中のリード線を取り出します。
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色つきの4本はUSBの規格で決められた配色のリード線なのでピンアサインを確認してコネクタに半田付けします。むき出しのリード線はシールド線なのでコネクタのケース部分に半田付けします。
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熱収縮チューブを買っておけば良かったなと思いつつ接着剤で強引に絶縁と補強をかけます。
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長くなってきたので一度ここで切り上てその2に続きます

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